初めて聞いたはずの音楽がもうずっと前に知っていたような気がして心地よい瞬間がある
そういうときとかに自分はもう死の間際でここが今だと思って考えてたことも全部過去を思い返してただけの走馬灯なんじゃないかと思う
人生の終わりに向かって落下し続けている
スカイダイビングの動画をVRのヘッドセットをつけて見ているとパラシュートが開く前の落ちている時間が想像よりもずっと長い
パラシュートが開いて地上の景色が認識できるくらいの高度になるとあっという間に終わってしまう
現在が一番鮮明で長く続いているように感じるのも似たような作用が働いているのかな
走馬灯でも現実でも終わりに向かい続けてるのは変わらないんだろうけど
おしまい