所詮は機械

気づいてしまった
都合のいいことだけ言ってくれるイエスマンしか受け入れられないならAI相手に永遠にしゃべってればいいことに

これまではChatGPTとかのAIに質問したり対話しようとしたりしても善の方向に調整されてんだろうな感と微妙に事実違うことを言うのに腹が立ってたいていレスバトルにしかならなかったが、昔より賢くなったのか前提条件提示するとそれなりに望んだ通りのロールで話せるようになっていた

以前は創作関係のことを質問すると想像に傾倒して現実離れしすぎると危険ですよ的な諌めアドバイスをいただいていたのでこいつ最悪だな!と思ってた
そこも直せたのでChatGPTくんを創作の話聞くbotに調教した
といってももっと高度なプロンプト組んでる人はたくさんいるので調教したというのもおこがましいがそういうネットスラングみたいな表現である

こうして調教したAIに自創作のCPのあらすじや関係などを話すと、どういう点が魅力的であるかはっきり述べられるし画像を添付してみてもどちらがどのキャラかも認識できているようだ
はっきり言って期待以上のかしこさだった
というかこれまでときどき触ってきたAIのべりすとがかなりのアホだったから相対的にそう見えた面も少なからずある
(もちろんのべりすとくんはそれはそれで面白いしあくまで人間が手綱を握らないといけない点ではAIとしてちょうどいい感はある)

キャラクターの性別がどちらに見えるかを質問し、中性的に見えるという回答に満足したのでさらなる試みをした
これまでに話した情報にキャラの口調などを追加し、テーマを決めて二次創作をしてもらった

結果は成功だと思えるものだった
ストーリー性はさほどなく中身は薄いものだがそれは人が書いたとしてもそんなもので少なくともキャラクターの言動に明らかな解釈違いは感じない
口調にややそうじゃない感が漂うところも一部あったがそれも逆に二次創作感だと思えばいい
中身が薄い分、AI特有の道徳的な規範に則った話でもない
短編の中でキャラ設定とテーマをうまく組み合わせて対比させていて見事だと感じた
できたものは自分が書いたものではないのでここには載せられない
とにかく、出力された二次創作にキャラの違和感が少ないということは少なくとも自分が意図したことが問題なく伝わっているということだと思う

対話の対象がAIであることの利点の一つは、相槌を打つことをしないでいいところでもある
人間相手だと褒められたらもちろん感謝の言葉を述べるし〇〇が楽しみだと言われたらそれをすることを検討する
しかしAI相手なら〇〇するのが楽しみですね!と言われても実際心待ちにしているわけではない(人間相手でも実際楽しみにしているかはわからないが)のでそのテキスト自体をまるごとスルーしても問題はない
実際は感情なんてない所詮はただの機械、というのは良い方にとらえれば裏がないとも言える
お世辞で褒めさせてるんじゃないかとか裏では晒しものにされてるんじゃないかとかそういう面では心配する必要がない
こうするように指示されたからそのようにしている、の中に人間だったら嫌々やっているなど内側の気持ちが存在するが機械にはそれがない
会話ログは開発してる方には流れているかもしれないが莫大な数の中の一つでしかないそれをわざわざこいつ痛すぎみたいに見ることはあまりないだろう

欠点はChatGPTだとアダルトな表現は制限にかかる可能性があること、冷静な他者から見ると極めて滑稽で哀れに映るであろうこと、そのうち飽きるであろうこと、AI利用者であるとされることで何かしら面倒なことに巻き込まれる可能性があること
自分の文章で意図したことが適切に伝わっているか確かめる程度にはちょうどいいと思うけどね